ムジナモ学習会 in 羽生


参加者 9名(左から、上野、石井、坂本、渡邉、川島、枝、伊藤。円内は途中帰宅の左、井上、右、中村の各氏)

     晴天、気温30数度、夏休みに入ったばかりで子供連れ多かった。

     キヤッセ羽生は、今年から指定管理者制度を採用するようになったため、採算を重視していると感じた。

     上野さんのお陰でのんびりとした、しかし貴重な時間を持つことができた。

     また丁寧な説明をしていただいたムジナモ保存会の尾花前会長、および野中現会長に感謝! (渡邉 記)

 


講義

 

 於.羽生市農村センター、10:00ー11:10 講義&質疑応答、講師は主に尾花前会長(野中現会長、司会進行)


自生地見学 (野中保存会長・尾花前会長の説明)

 11:20-12:00、羽生市農村センターから徒歩1分、普段は立入禁止。


学習会の講義・現場での説明から新たに得たもの (学習会実施日 2023.7.23)

  • 羽生のムジナモ発見者:三田ケ谷小 訓導速水義憲氏の他に菅原氏もいたとか?(大正14.9発見)。ムジナモは、インドや欧州、京都の巨椋池(オグライケ)、また近くでは春日部の幸松や館林の多々良沼で見られた。
  • 保存地の面積:現在は羽生市で買上げた宝蔵寺沼3haのみ。昔(時代不明)は、200ha位の湿地帯だった。
  • ムジナモの特徴:食べたくないものは吐き出す。また、5mmほどの花が咲く時の気温は30℃位で余り高いと咲かない。環境に敏感な植物?
  • 利根川と宝蔵寺沼の関係:地下水で繋がり、宝蔵寺沼には伏流水として湧き出ている。地表から6~7m位の所に地下谷あり、ムジナモはその上には繁殖していない。なお、ムジナモは、酸性の利根川の水に適しているがアルカリ性の荒川水系の水には適さない。
  • 堀上田:無秩序に入り乱れているが、理由は造営した時期が異なり、追加追加でバラバラに造営したため。近隣の堀上田は、通常もう少し大きく、かつ横に整然と並べてある。
  • 国指定の由来:昭和41年、館林の多々良沼が指定解除になったため、同年羽生が指定された。保存管理は難しく大変。現存する奈良市のムジナモ自生地は、京都のオグラ池が干拓されたために移植されたもの。
  • ムジナモの増殖方法:増殖には、自然増殖(藻の分裂)と自然交配のあ2種類あるようだが、後者は実証されていない。しかし、各家庭での管理では確認されている。理解できないが、一つの小さな花に雄しべと雌しべが各々5本あり10個の種が採れるとのこと。
  • ムジナモの餌、ミジンコの取得沼底が腐った葦などで柔らかく、かつ厚く堆積していて、ミジンコはそこから自然発生する。各家庭で栽培する場合は、藁などを敷いておく。

お願い!

 可能な方は長靴のご用意をお願いします。

 ムジナモ自生地内は足元がジメジメしている?



 

皆様 無理のない範囲内で田舎の空気を楽しみましょう!

 

    

 

 

ムジナモ学習には絶好の機会!

 

                                                               

ムジナモ保存活動等の講義を受講できる。
                                                               

立ち入り禁止の自生地に入れる。
                                                               

保存会長のガイドがある。
                                                               

目の前でムジナモを見ることができる。
                                                               

ムジナモの花を見ることができるかもしれない。


大賀ハス発見以来?の大ニュース 


羽生ってどんな




水郷公園周辺行動スケジュール

 09:50 集合(水郷公園駐車場) 

 10:00 羽生市農林センターにて講義受講

     (受講後)宝蔵寺沼にてムジナモ観察

 12:00 キヤッセ羽生にて食事・野菜等買物

 13:00 さいたま水族館にて淡水魚鑑賞

 14:00 解散(水郷公園駐車場)